【強くなりたい方へ】フェデラーから学ぶテニスが上達する3つの方法

【強くなりたい方へ】フェデラーから学ぶテニスが上達する3つの方法

こんにちは、にっしーです。
みなさん、テニス界レジェンドのロジャー・フェデラーはご存知でしょうか。

テニスをされている方で知らないという方はいないと思います。

・世界ランキング1位連続記録「237週」
・グランドスラム優勝回数1位タイ20回

長い歴史の中で数々の歴史を塗り替えてきたフェデラーは史上最強のテニスプレーヤーと言っても過言ではありません。

なぜフェデラーはこんなに勝ち続けることが出来るのでしょうか。
テクニックはもちろん最高級ですが、今回はテクニック以外(主にマインドです)について深堀りしていこうと思います。

フェデラーのテニスに対するマインドを知り、活かすことで必ずテニスの上達に繋がります。
最後まで読んでみてください。

にっしー

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目次

何事にも100%以上を出し切って臨む

フェデラーとトニーローチ

フェデラーは長いキャリアの中で、数々のコーチを雇ってきました。

そのコーチの中のひとりに、『トニー・ローチ』という方がいます。

フェデラーとトニーの組み合わせは大成功でした。なぜかと言うと

・2005年 81勝4敗(勝率95.3%)

・2006年 92勝5敗(勝率94.8%)

という、とんでもない成績をたたき出したのです。

無敵になりつつあるフェデラーでしたが、2007年全仏オープンの2週間前に突如トニーとの関係を解消します。

大成功を収めたふたり、なぜコンビを解消するようになったのか。

フェデラーは語っています。

「(トニーが)すべてを捧げてくれていると感じられなくなっていた。燃えさかるものが感じられないというのかな。悲願の全仏オープンを前に、邪念を振り払いたかったんだ。」
引用元『ロジャー・フェデラー なぜ頂点に君臨し続けられるのか』

なにか少しでもプレーの質に影響が出そうな不安分子は取り除こうとするこの考え方から、中途半端なことはしない、試合では100%以上を出し切らなければならないといったフェデラーの信念がうかがえます。

たとえ今までは上手くいっていたとしても、です。

もうひとつ、フェデラーの言葉を紹介します。

「つねに、あらゆる側面で準備万端にしておかなければならない。メンタルもフィジカルも備えたうえで、試合でそれを実現しなければならない。グラインダーだけでなく、ビッグサーバーだけでなく、攻撃的な選手だけでなく、とにかくあらゆる種類の選手に対応しなければならない。そして、どんな選手を前にしてもずっと勝ち続けなければならない。」

グラントスラムともなると、優勝するまでに何試合もこなしていく必要があります。

対戦する相手のプレースタイルも様々です。

フェデラーはどんな選手が相手でも対応できるように準備することが大事と言っています。

フェデラーは、完璧な準備のおかげで

・グランドスラム65大会連続出場

・決勝戦で24連勝

・23回連続準決勝進出

という偉業を達成しています。

常にテニスに対する好奇心を持つ

2010年の夏からフェデラーのコーチになったポール・アナコーンがピート・サンプラスとフェデラーの違いについて語っています。

ポールは現役引退後にサンプラスティム・ヘンマンなどのコーチを務めました。

サンプラスはアナコーンに対して要件がある時は2~3分にまとめて話すように要求していました。

しかしフェデラーは戦術に関しても細かく話し合い、ありとあらゆる疑問を洗い出し、ビデオを見ることを望んだんです。

ポールはフェデラーについて、好奇心が続くから高齢になっても力が続くと語っています。

こんな風に打ってみたらどうだろう?この場面ではどのように攻めたらいいだろう?

好奇心を持ち続けることで、新しい自分にも出会えるはずです。

フェデラーは競技人生終盤になっても好奇心によってプレースタイルを変化させていっています。
その一例を紹介します。

2014年 ネットプレーを増やす

フェデラーはもともとベースラインプレーヤでしたが、2013年のシーズンが不調に見舞われたので、再起を図るためにボレーの名手ステファン・エドベリを招集しています。

この組み合わせにより、若い頃よりさらにネットプレーに磨きがかかり、深みが増しました。

また、新しいスタイルを確立することにより、フェデラーはテニスの楽しみを再発見できたそうです。

2017年 ネオバックハンド

フェデラーは長年のライバルであるラファエル・ナダルの執拗なバックハンド攻めに苦しんできました。

なんでもそつなくこなすフェデラーですが、バックハンドは苦手な部類だったんです。

しかし、これまたキャリア終盤にきてバックハンドを強化します。

ライジング気味で打ち込み、スピンも変化させて攻撃的なプレーに変えました。

新バックハンドは『ネオバックハンド』と呼ばれています。

このことにより、2017年の全豪オープンの決勝でナダルを破り、4年ぶりにグランドスラムで優勝しました。

この復活優勝はリアルタイムで観ていて本当に痺れました。

みなさん長年テニスをプレーしていると、フォームも固定されていってプレースタイルも確立されていきますよね。

しかし試合でだんだんと勝てなくなっていった時に、今までの「型」を変えることはできますか?

長年にわたり信じてやってきたものを崩すというのは、かなり辛いかと思います。

しかし、フェデラーのようにそれが功を奏すことになるかもしれません。

実は僕も10数年変えずにいたフォアハンドの打ち方に疑念を持ち、最近フォームを変えました。

すると、今までよりも安定した、締まるボールが打てるようになりました

最初は今まで積み上げてきたものを壊すことに抵抗を感じましたが、勇気を出して変化させることで、新しい自分を発見できたんです。

テニスを心から好きになる

グランドスラム最多優勝など、輝かしいキャリアを持つフェデラーですが、40歳になっても引退しないのはなぜか。

現にフェデラーのライバルだった選手たちは10年前ぐらいに引退していってます。

それは、テニスが好きだから。

とうに全盛期は過ぎていて、なかなか試合にも勝てなくなっている。
普通の選手ならもうテニスはいいかな…と考え始めるでしょう。

フェデラーにとって最悪のシーズンだった2013年に、テニスとの関係を振り返っています。

「ひたすら勝っているときは楽しいに決まっているよ。だからといって、勝利によってテニスへの愛情が高まるということにはならない。ただ勝って新聞の一面を飾り、優勝トロフィーを掲げ、気持ちのいい記者会見をこなせればいいというものではない。それが楽しい経験なのは確かだけど、だからテニスを愛しているという論法にはならない。本当の愛情とは調子が良くないとき、強さが足りないときにこそ試されるものだと思う。僕は昔からそんなことはわかっているし、勝とうが負けようが、練習場だろうが試合会場だろうが、テニスを今も愛していることは間違いない。」

引用元『ロジャー・フェデラー なぜ頂点に君臨し続けられるのか』

フェデラーがどれほどテニスに愛情を注いでいるかわかります。

そしてフェデラーは練習時にも楽しそうにテニスをします。

丁寧にボールを返す時もあれば、今までしたこともないようなプレーをして楽しんでいるそうです。

純粋にテニスを楽しむからこそ、新境地が見えてくることもあります。

一例があります。

気まぐれで新ショットを開発

シンシナティ大会の練習の終わり掛け、フェデラーは相手サーブのリターンの際、気まぐれでサービスラインまでダッシュして地面を跳ねた直後のボールを打ち返しました。

その時に新作戦が出来上がったんです。

その名も、SABR「Snake Attack by Roger(ロジャーによる奇襲)」作戦。

リターンの際に奇襲でネットに詰め寄り、相手にプレッシャーを与えるプレー。

好奇心と、テニスを愛することで、新しいインスピレーションが降りてくるんです。

最後に

フェデラーから学べることは他にも多くありますが、今回特に大事だなと思った3つを紹介しました。

そしてフェデラーの考え方を知って、一歩上を目指すには、自分を信じることが大事だなとわかりました。

テニスを好きになるのも、プレースタイルを変えるのも最後は自分自身です。

フェデラーも全盛期を過ぎて「フェデラーの時代は終わった」と周りから何度も言われてきました。

それでも自分を信じ続けて、5年ぶりのグランドスラム復活優勝も果たしています。

信じ続ければ、必ず次のステージに行けると僕は思います。

読んで頂きありがとうございました。

引用:『ロジャー・フェデラー なぜ頂点に君臨し続けられるのか』

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