集中力がない方必見!“イチロー式”集中力を高める方法を紹介します。

集中力がない方必見!“イチロー式”集中力を高める方法を紹介します。

なにかをする時に気が散って集中力が続かない~。集中力を高める方法が知りたいな~。

みなさん、勉強でも仕事でも、集中するととてもいい結果が出ますよね。
しかし他のことが気になってなかなか集中力が続かない方も多くいるのではないでしょうか。

僕も集中出来るときは集中出来るんですが、それがなかなか長く続かない・集中力が高められないという悩みがありました。

しかし先日ある書籍を手に取り読んでみると、集中力を高める方法がわかったんです。

その書籍というのが、児玉光雄さんが執筆された『イチロー式集中力』です。

児玉光雄さん紹介

1947年兵庫県生まれ。

スポーツ心理学者として多くのプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。
イチロー選手がプロ野球選手になった1992年以来、イチロー選手の心理・行動を分析する。

児玉さんは本書で、イチロー選手は特別だから自分たちは真似できないというのは間違っていると言っています。その気になれば今日から身に付けることが出来るとも。

僕もこの書籍を読んで、大変参考になったので一部を紹介します。
気になった方は是非この書籍を読んでみてください。

目次

人の評価に惑わされない

人ってピンチに追いやられるとどうしても周りの反応が気になります。

「ミスしたらあの人にどう思われるかな、怒られるかな」「自分がしていることはこれでいいのかな」とついつい思いがちですね。

一度周りが気になりだしたら、集中なんて出来っこないですね。
僕もよく周りの反応が気になって集中出来ませんでした。

ただ、イチロー選手はこう語っていたそうです。

「すばらしい評価でも、最悪の評価でも、評価は周囲がするものであって、自分自身が出した結果でも、示した方針でもない。自分の姿だけは絶対に見失ってはいけないと思っているんです。」

集中力を養うということは、外部の評価を徹底的に排除する能力を持つことで、「自分の軸を持ち続け」、「自分の姿を見失わない」姿勢が大切と著者は解説しています。

評価なんてあとから周りがするだけです。「自分はこうだ」という信念があればピンチに陥っても集中でき、パワーがみなぎってくると語っています。

周りの評価に流されて、自分を見失ってはだめということですね。

「宣伝効果」を活用する

宣伝効果とは、目標を口に出して言うこと。集中力を高めるにはいい方法だそうです。

身近な人に目標を口にすると、もやもやしていたあいまいな目標がはっきり形になるそうで、周りに宣言することでプレッシャーもかかり、集中力が上がるというもの。

イチロー選手は愛工大名電高校に入学し、初対面の中村監督に「センター返しはいつでもできます」と言ったそうです。

それを聞いた中村監督は3年生の投手に投げさせたところ、7割近くをセンターに打ち返したというエピソードがあります。

「テストで学年1位をとる」「大会でベスト〇に入る」といった目標を家族や友人に宣言してみましょう。

良い感じでプレッシャーもかかり、勉強や練習に集中出来ると思います。

集中力を高めるためには、目標を自分の頭の中だけに留めておくのではなく、聴覚や視覚からも自分自身に語りかけ、目標をしっかり認識することが大事と著者は言っています。

否定的な言葉を吐かない

「勝負に勝てるかもしれない」「勝負に負けるかもしれない」。

試合中にこの2つのどちらかを考えている時、どちらが試合に勝つ可能性が高くなるでしょうか。

もちろん、前者ですね。

人間の脳には、具体的に思い描いた自己イメージを現実化する力があると著者は言います。

これは僕が以前読んだ別の書籍でも似たことが書かれていたので、知っていました。

頭の中に「自分は絶対こうなりたい」というイメージを思い描くと、集中力が働き、脳はそのイメージを現実化させようと動き出すと著者は言います。

「『できなくてもしょうがない』は、終わってから思うことであって、途中でそれを思ったら絶対に達成できません。」

イチロー選手は否定的な言葉がメンタルにマイナスになることを知っているので、インタビューでもネガティブな発言はほとんどしないそうです。

「テストで必ず1位を取ることが出来る」「試合に勝てる」というポジティブ思考を持っていると、集中力が高められます。

ネガティブな言葉は吐かないように意識しましょう。

運を味方につける

あそこで僕の野球は終わっていたかもしれないんですからね。もし僕が野球をやっていなかったとしたら、今の自分の周りにあるもの、何もない。うーん、何が残りますかね。ほんと何もないよね。

高校3年の夏、甲子園予選準々決勝で愛工大名電は中京に5回裏時点で5対3と負けていたのですが、突然の雨によりコールドゲームとなりました。

この時のイチロー選手は不調だったみたいなのですが、翌日行われた再試合では絶好調。逆転ホームランも打ち中京に快勝し、その後の試合も打ちまくり、甲子園に行きました。

この時の試合を観たオリックスのスカウトが、イチロー選手をドラフトで指名したそうです。

あの時雨が降らなければ、イチロー選手はスカウトの目に止まることはなかったでしょう。
世界のイチローも存在しなかったかもしれません。

「幸運の女神には後ろ髪がない」と言う言葉があります。

「女神は前髪を垂らして前から歩いてくるけど、捕まえる用意が出来ていないとあっという間に通り過ぎてしまい、後ろ髪がないため追いかけて捕まえることが出来ない」という意味です。

イチロー選手は日頃から心構えがしっかり出来ていたため、幸運の女神が微笑んだのではないでしょうか。

いつチャンスが来てもモノに出来るように日々努力している人に、女神さまは微笑みます。

プリショット・ルーチンを実行する

「チームの調子が悪くても、自分が崩れることは考えていません。集中してやっているので、余計なことは考えません」。

自分の軸は絶対にブレさせないというイチロー選手の強い信念が感じ取れます。

たしかにイチロー選手はひとたびバッターボックスに入ると、極限の集中モードになります。

どのようにして極限まで集中力を高めるかと言うと、いつも本番前に行うバットを立て、先をじっと見据える行動です。
これがイチロー選手流のプリショット・ルーチン。

プリショット・ルーチンとは「プレイヤーがショット前に行う動作」のことです。

以前にもメンタル安定方法としてプリショット・ルーチンについて書いている記事があるので、読んでみてください。

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いつも決まった動作をして一定のリズムが出来上がると、呼吸と精神が整い、雑念に意識を奪われることなく本番に集中して臨めるようになると著者は書いています。

具体的にどのようなルーチンがありますかね。

サラリーマンでいうと、朝早めに起きてコーヒーを飲みながら今日すべきことをゆっくり考える、とか30分ジョギングしながら今日の計画を立てるとかでもいいですね。

プリショット・ルーチンを行って集中力をじわじわ高めて、始業時にはスタートダッシュできるようにしましょう。

最後に

他にも色々なイチロー式の集中力の高め方が本書には書いてありますが、今回は僕が気に入った方法をいくつか紹介してみました。

著者の児玉さんは、ちょっとした工夫で誰でもイチロー選手並みの集中力を手に入れることが出来ると語っています。

人は誰にも「才能の井戸」が存在しているけど、ほとんどの人が井戸を掘るのをあきらめていると。

目の前の物事に集中すると、井戸を掘り進んでいくことが出来ます。
今回紹介したイチロー式集中力の高め方を、是非参考にしてみてください。

そしてもっと集中力の高め方を知りたい!という方は、是非手に取って読んでみてください。

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