これで教え上手!人をやる気にさせる教え方のコツを解説
なかなか子ども(生徒)が話を聞いてくれない・やる気をだしてくれないな。どうしたらちゃんと言うことを聞いてくれるかな。
もし、あなたが人を育てる、人に教える立場だったとしたら、吹き出しにあるような悩みを持ったことがあるかもしれません。
間違っているところや直した方がいいところを注意しているのに、なかなか相手の心に響かないし、伝わらない。
反抗的な態度をとられることもあるかも。
もしかして、自分の教え方が悪いのかなと思ってしまうかもしれません。
どうにかしてやる気を出させたい!!話をきちんと聞いてほしい!!
そのような悩みを持っている方に、人をやる気にさせる教え方のコツを伝えていこうと思います。
これは親‐子、先生‐生徒だけでなく、上司‐部下、先輩‐後輩の関係でも役に立ちます。
人をやる気にさせる3つの要素
人をやる気にさせるには何が必要だと思いますか??
説得力でしょうか。
たしかに、説得することによって人は動くかもしれません。
しかし、その説得にいまいち納得出来なかった場合はどうでしょうか。
溜飲が下がらずに、もやもやしてしまい、嫌々動くのではないでしょうか。
嫌々動く時って、本心ではないので大抵身に付きませんよね。
ギリシャの哲学者のアリストテレスは、著書『弁論術』で、本当の意味で人を説得して行動を変えさせるためには、『ロゴス』『エトス』『パトス』が重要だと説明しています。
1つずつ解説していきます。
教え方のコツ①ロゴス
まずひとつ目は、『ロゴス』です。
やはり、教え方が論理的でなければ人は動きません。
ここ違うだろ!!
え、すみません。どうしたらいいですか??
いいから、とにかくこうしとけばいいんだよ!!
・・・・・
こんなの、誰もやる気にならないですしむしろ更にやる気が下がってしまいますよね。
「あの人は論理的だ」「理論的だなあ」
人にそう感じさせることが出来たなら、人は少しやる気になってくれるかもしれません。
しかし、ロゴスだけでは人は動きません。
なぜかと言うと、例えば討論で自分が相手を打ち負かすとします(いわゆる論破ですね)。
打ち負かした側の僕はそれは気分がいいです。
しかし相手はどうでしょう。
「論破された、うれし~」とはならないですよね。
「くっそーー」と悔しがるのが普通だと思います。
ロゴス1つだけでは相手は動きません。
教え方のコツ②エトス
2つ目は『エトス』。
エトスとは、エシックスのことで倫理のことです。
道徳的に正しいことじゃないと、人は動きませんね。
また、エトスとは『信頼度』でもあります。
「この人なら信頼できる!」
聞き手にそう思ってもらうことが大事です。
では、あなたはどんな人が信頼できますか。
優れている、品格がある、人柄がいい、センスがいい、価値観が合う、とかでしょうか。
確かに、バリバリ仕事が出来たり、実績がある人は信頼できますね。
他にも人柄がよかったり、親身な人は聞き手の悩みを共有します。
そこでも信頼関係は構築されます。
私はあなたの「親だから」「先生だから」という理由だけではだめです。
あなたのことを真剣に考えているよ。と思ってもらうことが大事です。
教え方のコツ③パトス
3つ目は『パトス』。
パトスとはパッションのことで情熱です。
聞き手の感情に働きかけて、心を動かします。
美容などのCMで、よく芸能人が起用されていますよね。
あれは、この商品を使用したら、芸能人みたいに綺麗になれるよと感情に訴えかけています。
パトスを上げるキーワードは、憧れ・ストーリー・笑い・喜び・愛です。
パトスによって相手の心を動かすために大事なことが2つあります。
1つ目は愛情を持って接すること。
愛情を持てば、相手からも愛されます。
2つ目は喜びを分かち合うこと。
物事がうまく進んだ、いい成績を取った時には、一緒に喜びを爆発させましょう。
まとめ
人の心を動かすために大事なことは
・ロゴス(論理力・言葉力)
・エトス(倫理)
・パトス(情熱)
だと言いました。
この3つを兼ね備えている方がいます。
それは、元テニスプレイヤーの松岡修造さん。
論理的でもあり、信頼も出来、何より熱い。
過去には理想の上司1位にも輝いています。
みなさんも松岡さんみたいに熱くとまではいかなくとも、参考にされてみてはどうでしょうか
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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